感想: エビデンスを嫌う人たち
エビデンスを嫌う人たち: 科学否定論者は何を考え、どう説得できるのか? リー・マッキンタイア 非科学を信奉する人々を説得することは可能か? 著者は実行に移すべく、コロラド州デンバーで開催されたフラットアース国際会議2018に潜入する。地球平面説を信じる自らをフラットアーサー、球体派はグローバリストと呼んでいて、笑ってしまったが、これは笑い事ではない。 ...
エビデンスを嫌う人たち: 科学否定論者は何を考え、どう説得できるのか? リー・マッキンタイア 非科学を信奉する人々を説得することは可能か? 著者は実行に移すべく、コロラド州デンバーで開催されたフラットアース国際会議2018に潜入する。地球平面説を信じる自らをフラットアーサー、球体派はグローバリストと呼んでいて、笑ってしまったが、これは笑い事ではない。 ...
感想メモ プラン通りに2ストップを敢行するRB1と状況を見て1ストップに合わせられるHaaSとの、チーム戦略差を感じるレース。 マクラーレンが順当に速いのは予想通りとして レッドブルのマシンペース見てるとそんな悪くないらしい。いずれにせよフェルスタッペンが速いし、ルクレールのパスはお見事。 フェラーリの位置がまるで分からない。ハミルトンはなぜスプリント勝てたんだ。とか思ってたら2台とも失格になったらしい2。 アットネッリの安心感がすごい。マシンのアップデート次第では後半強いのはメルセデス説もある。 次回鈴鹿でローソンと角田が交代って根拠薄弱な噂が出始めてるけど、ローソンも決して遅いドライバーじゃないし、角田乗せたところで…という印象 ハジャーがかなりお気に入りのマルコ博士はRBの戦略に怒っているらしい。 https://www.motorsport.com/f1/news/helmut-marko-calls-out-racing-bulls-strategy-ruined-their-race/10706388/ ↩︎ https://www.formula1.com/en/latest/article/breaking-hamilton-disqualified-from-chinese-gp-after-skid-block-breach-as.6L1hYOxfmeSeNUnMpHQLaz ↩︎
ウェブサイトは、SEO最適化でいかに検索エンジンアルゴリズムの上位に入るかに加えて、コンテキストサイズに上限があるLLM推論エンジンにいかに効率よく推論させるか、というのがトレンド。LLMs.txt Explainedに歴史・概要・例・対応方法が完結にまとまっている。仕様を知りたいならllmstxt.org、実例を見たいならllmstxt.siteが便利。。 数日前よりこのサイトもllms.txtを出してみた。 llms.txt を出力するようにした 各ポストのindex.mdを出力するようにした 手抜きなので<iframe>などの埋め込みタグや{{ }}はなどのテンプレート構文はそのまま。標準に従うなら、何かしらのプレーンテキストに置き換えるか削除した方がいい。
High Wire1の著者Angela Huyue Zhang氏へのインタビュー 以下、感想メモ 中国は非常に情報統制に成功している。監視社会は国民から支持を集めている。アメリカ人は想像以上に中国のことを知らない、と考えた方がいい。 中国社会ピラミッドの頂点から最高指導部、規制当局、と続く。このトップの意向を理解することが重要。このピラミッド下で働くということは、仕事は政策と密接につながる。 企業が政府と対立することはまずなかった。アメリカは逆で、例えばデータパイプラインを制限する連邦レベルの法律はないことからも、企業が主体となっている。ただトランプ大統領就任以降、大手テック企業が大統領を取り囲んでいるのは、中国よりも癒着あるいは縁故資本主義のような様相を呈している。 最近も監視と統制が効いているかについては、Didiの事例がある。中国最大の右派プラットフォームDidiは中国サイバー空間管理局(CAC)の反対にもかかわらず、IPOを強行した。Didiは成功した企業だが、アメリカに機密データを引き渡した裏切り者、という世論になっている2。 ジャック・マー氏のIPL停止でも同じく批判的な世論が形成された。中国はメディア機構を含めて官僚機構の一部である。ここに論理的、法的根拠はない。ジャック・マーの件は、アントグループのIPOと金融規制局との対立に関連するものだろう。 グレートファイアウォールはアメリカ企業の中国進出を阻んでおり、今後も中国国内では中国企業が勝つだろう。中国は1からものを作るのは得意ではないが、学んで使いこなすのが得意。そして公正に市場を獲得した。 DeepSeekは1年以上前から中国では有名だった。DeepSeekのような中国では有名だがアメリカでは過小評価されているサービス、プロダクトがまだ多くある。 中国のテック企業に対する規制には一貫性はない。緩い時もあれば、厳しい時もある。少なくともAIに関して指導は事前審査のようなものは行なっておらず、自由に活動している。逆に言うと、中国が指導しているものに関してはあまりうまくいっていない。 中国は不況の最中であり、若者は仕事を欲している。指導部は新しい経済への変革と新興テック企業の波をよく理解している。アメリカによる制裁は続くので、中国は今後も自給自足しなければならないという切迫感を感じている。 アメリカによる半導体規制は結果中国企業を強くしていたのは事実。中国は10年遅れと言われていたが、その差は楽観的に見ている。 トランプは米中関係を悪化にかなり寄与している。彼の中央集権化は中国のようだ。 中国最大の敵は米国ではなく自滅だ。中国には参入はないため、テクノロジーへの規制が市場を崩壊させる可能性がある。 アメリカ最大の敵は中国ではなく、民主主義を自ら台無しにしてしまうこと。 米中対立からAI脅威論に話題が移ったあたりで流し聞きしたので、メモは省略。 High Wire: How China Regulates Big Tech and Governs Its Economy, Angela Huyue Zhang (Amazon) ↩︎ 罰金を支払うことになった模様。https://ir.didiglobal.com/news-and-events/news/news-details/2022/DiDi-Sincerely-Accepts-CAC-Decision-Commits-to-Comprehensive-Self-assessment-and-Rectification/default.aspx ↩︎
この関西弁訳が好き 「せやけど、このカナダ経済を邪魔しとる奴がおるな。せや、トランプや。あいつは関税でワシらを潰しに来てるけど、そんなもん上手いこと行くわけあらへん。みんなが怒ってくれてるんは頼もしい限りや」 — 遊撃部長F/S&RWAs (@fstora) March 10, 2025 何遍も関西弁に意訳されて遊ばれたマーク・カーニーさん、回り回ってカナダの首相に登り詰める : 市況かぶ全力2階建
2024末にMicrosoft CEO Satya Nadella氏がとあるインタビューで「SaaS is dead」(に近いこと)を発言し、一部界隈で盛り上がっていた。この件について、どういう意図があったのかを分かりやすく掘り下げて考察しているブログ。 Did Satya Nadella really say SaaS is DEAD? ブログ著者Chan氏のまとめのまとめ。 AI Agentがヒトの業務を置き換えるものと仮定する。つまりAI AgentはSaaSを業務のソリューションとして使っていくことになる。一方、現在のSaaSは言うまでもなく人間向けのUIを提供しているが、これはAI Agentには都合が悪い。よりAI Agentとインタラクションし易いAPIとなっていくのではないか SaaSはCRUDに過ぎない、とはいささか単純化しすぎだが、CRUDで最も難しいのはスキーマの設計および運用である。多くのスキーマ設計はアプリケーションに最適化された独自のもの。複数アプリを組み合わせるAI Agentが統合したエコシステムを構築するために、AI Agent向けの規格化されたCRUDが登場するかもしれない。 特定の要件やルールに従って実装されたSaaSに合わせて業務を行うのではなく、AI Agentが業務やアプリケーションのロジックを抽象化し実行させたい。つまりビジネスロジックは、AI Agentにコマンドを送るという行為になる。という意味でビジネスロジックを「AI層」に移すことを提案している AI Agent向けAPIで関係あるかないかは分からないが、AnthropicはMCPというプロトコル提案している。 MCP Introduction MCP(Model Context Protocol)とはAIモデルと開発環境間のインタラクションをプロトコル仕様としてまとめたコンセプトで、オープンソースで公開されている。Anthropicは実際にこのMCPを実装したAPIやサーバーを公開している。
感想メモ 角田ちょっとだけでも表彰台の夢を見させてくれてありがとう。あそこで冒険する必要があったのか? って感じもするが、こういう攻め方ができるのは収穫。 正直ハジャー速いと思ってなかったので(失礼)、予選P11は本戦に期待できただけに、フォーメーションラップでのアウトは残念。国際実況は「非常にゆっくり走っていただけに不可解なマシンの挙動。練習走行から予選まで印象深い走りを見せてくれたし、次戦に期待」となぜか優しかった1。 初戦ウェットコンディションは新人にはきついレースだった。その中できっちりP52のアントネッリはすごいし、ちゃんと完走したベアマンも及第点では。ローソンがただただ心配。 ザウバーの貴重なポイント。早くもノーポイントフィニッシュ疑惑を晴らすことに成功。 混戦で1,2フィニッシュ逃したけど、前評判通りマクラーレンは今年も速そう。 レース後インタビューで、本人のミスとのこと https://www.formula1.com/en/latest/article/hadjar-doohan-and-sainz-all-crash-out-after-less-than-a-lap-as-australian.4LlZvVRi0XG8Mmjc8kf7k6 ↩︎ その後ペナルティ取消により、P4に繰り上げ https://www.formula1.com/en/latest/article/breaking-antonelli-promoted-back-to-p4-as-australian-grand-prix-penalty-is.2TktXRAy9MX7Px0GlzdHnT ↩︎
サブスクリプションの収益管理と企業価値評価 谷守 正行, 秋山 盛, 梅田 宙 ファイナンスの視点から、サブスクリプションビジネスを整理する。このサブスクリプションは採算が取れているのか? と言う問いに対し、事業者、投資家、財務・税務、利用者それぞれの視点でどのように評価していくかのアプローチを解説している。まずはサブスクリプションと呼ぶための機能要件を以下とする。 ...
シーズンが始まる前に勝手予想1。 マクラーレンvsフェラーリの年。ハミルトンがフェラーリマシンを乗りこなしてそうで、コンストラクターはフェラーリが1位予想。ただバーレーンのプレシーズンテストを見ていると、マクラーレン圧倒っぽい感じもしている2。 レッドブルは相変わらずバランスを欠いたマシン。フェルスタッペンの技量で表彰台に上がる、みたいな状況ではないか。 メルセデスのマシンも良さそう、かつアントネッリがルーキーでは最も活躍するのではないか。一方でローソンはレッドブルマシンに慣れるのにかなり時間がかかる。というわけで3位メルセデス、4位レッドブル予想 中団はウィリアムズvsHaaSと予想。プレシーズンテストでのサインツの気合いがすごいのと、ドライバーの安定性の面から、5位ウィリアムズ、6位HaaS。 レージングブルズ、アストンマーティン、アルピーヌはあまり良くなさそう。ニューウェイ効果が後半に出てくるのではないか。ただやっぱり角田を応援したいので、完全に希望の意味で7位RB、8位アストンマーティン、9位アルピーヌ。 正直。5位以下はよく分からん。 キックザウバーはいいところないけど、何か奇跡が起きたらいいと思う(投げやり) コンストラクター フェラーリ マクラーレン メルセデス レッドブル ウィリアムズ HaaS レーシングブルズ アストンマーティン アルピーヌ キックザウバー ドライバー ルクレール ノリス フェルスタッペン ハミルトン ピアストリ ラッセル アントネッリ サインツ オコン 角田 この記事が投稿される時点ではオーストラリアGPのFP1と2が終わっていると思われるが、それを見てないという意味で、順位のテキストのhashを投稿しておいた。https://gist.github.com/disktnk/c4439315bf6043fd08428e8e0a875e45 ↩︎ https://www.formula1.com/en/latest/article/one-team-with-a-clear-advantage-and-a-shock-at-the-head-of-the-midfield-what.6m8YQ0Xa6DWi3eX8oB7tHp ↩︎
もはやお馴染みNetflixのF1ドキュメンタリー、Drive to Surviceを見終わった。個人的に面白かった部分、気になった部分メモ サインツとハミルトンのインタビュー中の「メルセデスはもう勝てないの?」という私語をマイクで拾っていたシーン。サインツの必至感の演出。 (EP1) オーストリアGPでのノリスとフェルスタッペンの接触でノリスは翌日も「謝罪はまだない」とライバル関係をバチバチに描いていたが、ノリスは1週間後「後で映像見たら冷静になった」としていたはず。(EP2) アントネッリが「ルイスがいない」の笑いどころを聞いていたのが純朴すぎて笑った。(EP3) 1 サインツドタキャンとボウルズ待ちぼうけ。3つのチーム代表がオフィスで契約待ち、はもはや寸劇 (EP4) チーム代表らが復帰したブリアトーレを「偉大な代表」と言うときの皮肉 (EP4) ルクレールの部屋にスタインウェイのピアノと甲冑 (EP5) パパイヤルールは黒歴史。ピアストリは腹の中が分からなくてちょっと怖い。 (EP6) アルボンとラッセル仲良いのは癒し。ガスリーはそんな遅刻してるからブリアトーレに怒られる2。(EP7) ノリスがカメラ嫌いを吐露し、カメラ中指立てるシーン。FIAの暴言取締りは無理では。(EP7) レッドブルのドライバー登用の怪。ホーナーは角田がダメな理由はおろかハジャーなどのジュニアにすら言及無し。(EP8) 7年間リカルドを使い倒してきたNetflixからの感謝回 (EP8) ちょっとでも映るシュタイナー、きっとギャグ要員 (EP9) 小松がベアマンに、天候のせいにせずネガティヴフィードバック送るシーン。来年の活躍にも期待。(EP9) ザックの"Simply Lovely"、クッソムカついて最高 (EP10) 全体的に ホーナーのスキャンダル疑惑は、レッドブルの内紛を露呈し、結果重要メンバーの離脱となった。この内紛の描写は実にあっさりしておりかつ散発的で非常に物足りない。 ブリアトーレのクラッシュゲート関与について、裁判でブリアトーレ側の勝訴という映像だけ流して済ませていた。Netflix的にはブリアトーレはクラッシュゲートでは白だった、という立場だったのだろうか。裁判では指示の関与について争わず、FIAの追放処分の裁定について和解した、という内容なはず。ブリアトーレ本人はクラッシュ指示を否定しているが、実のところ真相は闇の中。 ドライバー視点のEP7は過去トップレベルで面白かった。正直クレア・ウィリアムズが話すより数倍面白い。 The 2025 Rookie Roundtable! 見てても思うけど、こいつド天然なんじゃ… ↩︎ https://www.as-web.jp/f1/1151338 ↩︎