「脂肪と人類」という書籍の書評でコク味なる味覚が科学的に(?)認知されていることを知る1。
5番目の基本味「うま味」に次ぐ6番目「コク味」を感受する。
書評『脂肪と人類』イェンヌ・ダムベリ著
甘味、うま味、塩味、酸味、苦味は基本味と呼ばれ、それぞれに特定の化合物に対して反応している。下記表はWikipediaや関連書籍を参考にした。
味 | 化合物 | 代表的な化合物 |
---|---|---|
甘味 | 二糖類 | ショ糖 |
うま味 | アミノ酸塩 | グルタミン酸ナトリウム |
塩味 | アルカリ金属塩 | 食塩 |
酸味 | カルボン酸 | クエン酸 |
苦味 | アルカロイド類 | カフェイン |
一方でコク味は特定の化合物ではなく、調理の過程で複数の成分が複合的に作用して生じるらしい。味の素がコク味物質を食品添加物として製品に活用していた2。