リン酸、カリウム、窒素の3つを肥料の3要素と呼ぶ。とはいえ、例えばちょっとした農業やるにしても「ホームセンターでリン酸買おう」とはならない。
効果 | 製造 | |
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リン酸 | 開花、結実を助ける。果菜類では特に重要視される | リン鉱山より加工 |
カリウム | 根の発育や細胞内の浸透圧調整に必須。根菜類で特に重要視される | カリ岩塩などの鉱石から塩化カリウムなどへ |
窒素 | 植物の成長を促す。特に葉や茎を大きくする | ハーバーボッシュ法でアンモニアを介して窒素肥料へ |
上記3要素のうち2種以上を含む肥料を化成肥料と呼び、特に3種類の合計が30%以上含まれているものを高度化成肥料を呼ぶ。化成肥料はたいていペレットやブリケットなどの固形になっている。ホームセンターでこの固形の化成肥料を入手することになる。
以下余談
世界食料危機(紹介記事)1によると、ロシアウクライナ戦争で化学肥料の供給網に多大な影響を及ぼし、世界の材料費高騰を招いている。そのロシア最大の肥料メーカーがウラルカリである。F1 HaaSチームの2021年のメインスポンサーの、あの、ウラルカリである。当時のチーム代表シュタイナー氏の「ロシアはこりごり」発言の、あのウラルカリである。
今年、ローソンの予選3戦2の平均順位19.3位はレーシングブルズ降格の原因の1つだが、2021年当時ウラルカリの支援を受けたドライバー、ニキータ・マゼピン(ウラルカリ会長ドミトリー・マゼピンの息子)の予選3戦の平均順位は19.7位で「下には下がいる」と。まぁ当時のHaaS VF-21は誰が乗っても…という感じではあった。

Mazepin at the British Grand Prix