トランプ大統領の二転三転する政策をFTの記者がTACO（Trump Always Chickens Out、トランプはいつも腰砕け）と呼び、TACO理論だのTACOトレードだのとは浸透していく始末。本家FTがTACO行動原理、みたいなコラムを書いていた。
Trump uses threats and force much like a playground bully: while large and outwardly powerful, he actually fears the use of force in any situation even vaguely resembling a fair fight. For the bully, threats are for the purpose of intimidation rather than a prelude to violence. Actual violence only occurs against much weaker foes that have no hope of striking back.
The bully’s pulpit: Finding patterns in Trump’s use of military force | ECFR
要は、態度はデカくても、反撃してきそうな相手だとビビって行動せず、実際に行動するのは反撃しなさそうな弱い相手という分析があって、外交における行動をこのビビりの行動原理が読み解く手掛かりとなるのではないか、と。一方で、TACOと呼ばれることに腹を立て、挑発に応えてしまう可能性もあることも付記している。
There is, however, one obvious problem with making too much of the Taco principle. Now that it has been pointed out to him, Trump may be goaded into trying to demonstrate that he genuinely is a tough guy.
Trump always chickens out on foreign policy too
トランプ大統領の基本的な行動原理については、「サピエンス全史」などの著者、ユヴァル・ノア・ハラリ氏が以下のように述べている。
トランプ氏の政策は一貫しており、世界観も明確だ。
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トランプ氏が理想とする世界は要塞国家のモザイクだ。
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トランプ氏が考える国際関係においては正義や道徳、国際法などは考慮に値しない。重要なのは力だけだ。ウクライナはロシアより弱いのだから降伏すべきだった。彼の考えでは平和とは降伏を意味する。つまり、ウクライナが降伏を拒否したから戦争になったわけで、責任はウクライナにあるというわけだ。トランプ氏が描く「要塞国家の世界」、力による支配招く ハラリ氏寄稿
