「貴社はペンギンの文化ですか、それともシロクマの文化ですか」

実際にこんなことを聞かれたら、「どういう意味?」と聞き返すと思うけど、Peter Schein氏はなんとなくシロクマと答えたらしい。シロクマ文化、ペンギン文化とは以下を意味するらしい。

シロクマの文化の場合は、弱いメンバーが元気に鳴るよう、育成しようとする。つまり、成果の低いチームメンバーを改善しようとするのだ。… 一方ペンギンは、弱いメンバーに対して死ぬほど突いて攻撃する。ペンギンの文化は、… 冷酷で容赦のない決断力が全ての基盤となっていたのである。

組織文化とリーダーシップ まえがき (p xv)

元ネタがよく分からない。

2017年に「Polar Bears and Penguins1」という組織文化の本が発売されている。ただIntroductionを読む限り、「同じような環境にいるのに決して交流しない人々」を比喩的にシロクマとペンギン2と引用している模様。内容を読めば、関係性以外の意味でも比喩として使われているのかもしれない。

組織文化とリーダーシップ【原著第5版】 E.H. シャイン

  1. Polar Bears and Penguins: Transforming even the most polarised organisation into a high performing culture where a diverse group of employees can thrive in any weather condition (Amazon↩︎

  2. 同じ極寒の地でも、南極に生息するペンギンと、北極に生息するシロクマは、自然界では決して出会わない。 ↩︎