SaaS系企業の健全性を測る投資指標で、売上成長率と営業利益率を足して40%以上だと、成長性が高いとされる。40%ルールと呼ばれる。単位がめちゃくちゃだけど、気にしてはいけない。
単なる赤字・黒字ではなく、成長性と収益性のバランスを測るための経験則的指標であり、ベンチャーキャピタルや機関投資家が使っているイメージ。成長と利益の両立を示すことで、持続可能な経営と投資価値をアピールできる。
教科書的には、40%ルールの利益率は「営業利益率(EBIT / Revenue)」ではなく、減価償却費を含めた「EBITDA / Revenue」を使うらしい。というのは、SaaS系企業は減価償却費も含めた方がキャッシュ創出力を水増しできる正確に把握できるから1。
2025 Q2決算においてあらゆる数値が記録的だったPalantir。上記の通り利益率の算出には複数があるが、40%ルールのスコアは驚異の75%2。主に政治方面で歯に衣着せぬ発言で有名なAlex Karp CEO曰く “Tell the haters, read em and weep” (アンチはこれ読んで泣いてろ)。是非はともかく、それくらいの圧倒的な数字だった。
決算報告の動画見ると3、あらゆる関係者に感謝の言葉を述べている中で、ちゃんと(?)Forward Deployed Engineerの活躍にも触れていた。