AIエージェントが徐々に実務に活用されている。この状況で重要なのは、顧客の現場でAIエージェントを実装できる、Forward Deployed Engineerの存在である(メモ)。
エージェントが労働者となり業務を行うこの時代、エージェント実装主導の開発を行える企業が爆速成長するだろう、というa16zのコラムが面白かった。
Onboarding human employees is hard. “Onboarding” AI agents that solve for use cases in areas like sales, support, or legal, end-to-end, is no different. To be effective, advanced agents require active management, guided learning, and rich context that comes from read/write access to internal systems. For humans, this role is typically played by a manager. For the best complex AI application companies, it’s often filled by a professional services employee, sometimes rebranded as a forward deployed engineer or an implementation/solutions specialist.
(人間の従業員のオンボーディングは容易ではありません。営業、サポート、法務などの領域でエンドツーエンドのユースケースを解決するAIエージェントの「オンボーディング」も、同様に容易ではありません。 高度なAIエージェントを効果的に活用するには、積極的な管理、ガイド付き学習、および内部システムへの読み書きアクセスによって得られる豊富なコンテキストが必要です。人間の場合、この役割は通常マネージャーが担当します。 複雑なAIアプリケーションを扱う企業では、専門のサービス部門の従業員がこの役割を担うことが多く、場合によっては「Forward Deployed Engineer」や「実装/ソリューション スペシャリスト」といった名称で呼ばれることもあります。 )
こうしたエージェント実装型の先行事例が、SalesforceやServiceNow、Workdayといった企業向けクラウドアプリケーションを展開する企業である。3社とも投資が先行し当初の利益率は良くなかったが、基幹システムを自社プラットフォームに移管した後は、その囲い込みにより、高い利益率を達成できる会社へと成長した。ただしこれら3社も、AIエージェントの台頭により、安心はできない。
AIスタートアップは人的リソースを、顧客の基幹業務のデータ収集とエージェント実装に集中させることで、業務フローが効率化し、顧客は真のビジネス課題に集中できる、と説く。
