先日のDupeのメモで参照したBloomberg記事に以下のことが書かれていた。
Some dupes are dupier than others. Fragrances, for example, usually can’t be trademarked. They’re also easier to copy, because with the right equipment, formulators can quantify the amount of a perfume’s individual constituents, says Ramya Viswanathan, a cosmetic chemist and the founder of hair-care company Cmpressd Beauty.
(模倣品の中には、他のものよりも模倣が難しいものもある。例えば香水の場合、通常商標登録が認められない。また、適切な設備があれば、調香師は香水の個々の成分の含有量を正確に測定できるため、模倣が容易になる、と化粧品化学者でヘアケアブランド Cmpressd Beauty の創業者であるRamya Viswanathanは説明する。ただし、これは必ずしも香りが完全に同じになることを意味するわけではない。模倣者が使用する原材料がより安価な代替品であったり、意図的に希釈されている可能性があるからだ。 )
MCo’s Dupes of Charlotte Tilbury and Sol de Janeiro Are a Big Beauty Business
香水はパッケージデザインなどをそのまま模倣すると何らかの知財法に抵触する可能性があるが、成分自体はコピーしやすい部類らしい。ただし、ほぼ正確に成分分析できるからと言って、低価格であるDupeが化学成分そのままにコピーしていることは意味しない。
香水のDupeに関しては以下の記事が詳しかった。
匂いの分析は(香水の模倣とは関係なく)研究されてきた分野で、GC-MS(ガスクロマトグラフ質量分析計)法がとてもメジャーである。上記記事でも、GC-MSが分析に使われていることが言及されている。GC-MSについては、日本電子の製品紹介ページが簡潔で分かりやすかった。
なお、香りそのものが創作者の知的・精神的欲求を享受するとは考えにくいため、著作権を認めるのは非常に難しいとされているが、2006年にフランスで、ロレアル社の香水に対して著作権性を認める判例があった1

