ここ最近、OpenAIやAnthropicが何かしらのサービスをリリースすると影響する企業の株価が暴落する、という動きが続いている。Xでキングボンビー呼ばわりされていて笑った1

Coworkを発表すれば業務支援系のSaaS企業が、Claude Code Securityを発表すればセキュリティ支援系の企業が、COBOLサポートを発表すれば基幹サーバー企業が、影響を受けてきた。ただ株価下落は一時的なことで、例えばSaleforceは堅調な決算と自社株買いで株価は回復している。AIによる負の影響を払拭できたかはさておき2

そもそものここ最近のAI脅威論的風潮は、Citrini Researchのブログが発端らしい3

こういうシナリオもあり得るんじゃない? という長文コラム。

端的言えば、高度なAIエージェントが実用化されるに伴って起こるシナリオを書き下している。

変化影響シナリオ
ホワイトカラーの雇用市場が縮小する消費活動の低調となる。住宅ローン市場危機の懸念が常に議論される
エージェントが直接発注デリバリーアプリや旅行業者などの仲介業がなくなる。より決済手数料の低いステーブルコインなどのサービスが主流となる
利益はますますAIの推論に投資されるインド企業が得意とする高度なSIer事業が縮小する

などなど。もっといっぱい書かれている

個人的には、以下の表現が面白かった

  • 仲介業の消滅 → 摩擦がゼロになる
  • 知性優位性の崩壊に直面している

サービスやプロダクトの価値ではなく、ニーズを解決する推論コストに対価を支払うようになる、みたいなことを、Stripe CEOもインタビューで答えていた4。AI脅威論はさておき、この辺の付加価値の変化に順応できるかどうか。